【準備万端!】わんちゃんを迎える前の準備リスト!

室内犬の飼い方

わんちゃんを迎え入れる「覚悟」ができた方は、事前の準備が必要になります。

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飼い主さん

いよいよ家族が増える!何を用意すればいい?

<strong><span class="fz-16px">飼い主さん</span></strong>
飼い主さん

家の中のどこまでを片付けるべき?

新しい家族、愛犬を迎える準備は、ワクワクする時間です。

しかし、その興奮の裏で、愛犬の安全を守り、新しい生活にスムーズに馴染ませるための
「環境整備」は、飼い主の重要な最初の仕事です。

子犬や新しく保護されたわんちゃんは、環境の変化に非常に敏感で、家に来た直後は不安で
いっぱいです。

最初の数日間で、愛犬が「ここは安全で安心できる場所だ」と感じられるかどうかで、
その後のしつけのしやすさや、問題行動の発生率が大きく変わってきます。

この記事では、愛犬を迎える前に「物理的に準備すべきこと」「購入すべき必需品リスト」
「家族全員の心の準備」の3つのステップに分け、具体的なチェックリストを徹底解説します。

このリストを活用し、愛犬にとって最高のスタートラインを用意してあげましょう。

愛犬のための「安全な家」づくり(環境整備)

愛犬が怪我をしたり、危険なものを誤飲したりしないよう、物理的な安全を確保しましょう。

物理的な危険物の排除(わんちゃんの目線になる)

  • 電気コード類: わんちゃんはコードを噛むのが大好きです。
    感電の危険があるため、コードカバーで覆うか、家具の裏などに隠し、愛犬が触れないようにしましょう。
  • 小さなもの・中毒物: タバコ、人の薬、ボタン電池、硬貨、画鋲、クリップなど、
    わんちゃんが誤飲できるサイズの小さなものは、すべて手の届かない棚や引き出し
    しまいます。
  • 危険な植物: ユリ、アサガオ、ポトスなど、わんちゃんにとって毒性のある植物は、
    すべて撤去するか、わんちゃんの行動範囲外に移動させます。
  • ゴミ箱: 蓋のないゴミ箱は、格好の遊び道具兼、食事場所になります。
    蓋つきで倒れない重さのゴミ箱に変更するか、わんちゃんの入れない場所に設置します。

安全地帯と行動範囲の設定

  • 安全な場所(クレート/ケージ)の確保: 愛犬が安心して休める「自分の寝床」となるクレート(またはケージ)を、家族の出入りが少なく、静かで暗めの場所に設置します。
    ここが、愛犬の「巣穴」であり、休息場所であることを家族全員で徹底します。
  • ベビーゲートの活用: キッチンや玄関など、立ち入りを制限したい場所には、ベビーゲートや柵を設置し、初期の行動範囲を限定します。
    これは、誤飲事故防止と、トイレトレーニングを効率的に進めるために重要です。
  • 床の滑り止め: フローリングはわんちゃんにとって滑りやすく、関節や股関節を痛める原因になります。
    カーペット、マット、または滑り止めワックスで、愛犬の生活動線だけでも滑らないように
    対策しましょう。

初期に必要な「必需品リスト」

愛犬が家に来てから慌てて買いに走らなくて済むよう、以下の必需品を揃えておきましょう。

カテゴリ必須アイテム備考・選び方のポイント
寝床・居場所クレート/ケージベッド/
マット
クレートは愛犬が立った時に頭が天井につかず、
寝た時に体を伸ばせるサイズを選ぶ。
食事・水食器(フード用・水用)
総合栄養食
食器は倒れにくく、
清潔に保てるステンレス製
などがおすすめ。
フードは迎え入れる前に
食べていたものと同じものを準備する。
排泄用品トイレトレー
トイレシーツ消臭スプレー
愛犬のサイズに合った
トレーを用意。
消臭スプレーは、
犬の嗅覚に刺激が少ない
「ペット用」を選ぶ。
リード・首輪首輪/ハーネスリード
鑑札/迷子札
迷子札は必ず装着し、
首輪は指が2本入るくらいのサイズに調整する。
お手入れ用品ブラシ犬用シャンプー
爪切り歯磨き用品
爪切りは、不安を取り
除くため、音が静かな
爪やすり(グラインダー)も検討する。
おもちゃ噛んでも安全なもの
(コングなど)、知育玩具
留守番時の退屈しのぎ
なり、問題行動
(家具噛みなど)の予防に
なる。すぐに壊れて誤飲の
危険がないものを選ぶ。
緊急用品動物病院の連絡先止血剤爪切りで出血した際のために、犬用止血剤
(クイックストップなど)を常備する。

愛犬を迎える「心の準備」と「家族のルール」

愛犬のしつけや安心感は、飼い主家族の態度や一貫性にかかっています。

家族内での「役割分担」の決定

  • 散歩担当: 誰が、いつ、どこへ散歩に連れていくか。
  • 給餌担当: 誰が、いつ、どれくらいの量を与えるか。
  • しつけ担当: メインでしつけを行う担当者を決め、
    「しつけの方針(褒め方、叱り方、使用するコマンド)」を統一します。
  • 医療費・保険: 誰が費用を管理し、緊急時の病院へ連れていく責任を持つか。

しつけとコミュニケーションの統一

  • 統一したルール: 「ソファに上げるか上げないか」「寝室に入れるか入れないか」など、
    家庭内のルールを必ず家族全員で統一します。
    ルールがバラバラだと、愛犬は混乱し、問題行動を引き起こしやすくなります。
  • コマンドの統一: 「おすわり」「待て」などのコマンドの言葉を統一し、声のトーンやジェスチャーも家族で合わせるように練習しましょう。

最初の数日間の過ごし方

  • 静かに過ごす: 迎えた最初の数日間は、過度な刺激を避け、愛犬が新しい環境と家族のニオイに慣れる時間を優先します。
    来客は避け、静かに過ごせるよう配慮しましょう。
  • 環境慣れを最優先: トイレトレーニングや遊びは重要ですが、まずは「この家は安全だ」と
    認識してもらうことが最優先です。
    愛犬が落ち着くまで、根気強く見守りましょう。
  • 動物病院の選定: 緊急時に備え、かかりつけ医(近所の病院)と、夜間や休日に
    対応してくれる夜間救急病院を事前に調べておきましょう。

まとめ:最高のスタートを切るための「3大準備」

準備の柱対策の目的完了すべきこと
1. 環境安全誤飲・怪我の事故を
ゼロにする。
危険物
(コード、薬、小さなもの)の排除滑り止め対策
行動制限のための
ゲート設置
2. 必需品の準備初日から愛犬が快適に
過ごせるようにする。
クレート、フード、
トイレ用品迷子札付きの
首輪の購入と設置。
3. 心とルールの統一愛犬の混乱を防ぎ、
信頼関係を築く土台を作る。
家族間での役割分担
しつけコマンドの統一
最初の数日間の過ごし方
決定する。

愛犬を迎える前の準備は、愛情の深さを表す最初の行動です。

このチェックリストを参考に万全な準備を整えることで、愛犬は安心して新しい生活を
スタートでき、あなたと愛犬の暮らしは、初日から幸せな物語を紡ぎ始めることが
できるでしょう。