「急な食欲不振・活動量の低下」わんちゃんの<貧血>が示す、深刻な病気の可能性!

「急な食欲不振・活動量の低下」わんちゃんの<貧血>が示す、深刻な病気の可能性! 病気・けが
「急な食欲不振・活動量の低下」わんちゃんの<貧血>が示す、深刻な病気の可能性!
飼い主さん

最近、散歩中にすぐ疲れて座り込む

「急な食欲不振・活動量の低下」わんちゃんの<貧血>が示す、深刻な病気の可能性!
飼い主さん

ご飯をあまり食べないし、
歯茎の色が白っぽい気がする…

わんちゃんの貧血は、単なる栄養失調ではなく、体内のどこかで深刻な病気が進行しているサインであることがほとんどです。
特に高齢犬の場合、貧血は腎臓病、自己免疫疾患、または体内の出血(ガンなど)が原因となっていることが多く、その発見が遅れると命に関わります。貧血は症状がゆっくり進行するため、飼い主様が「老化かな?」と見過ごしがちです。

この記事では、わんちゃんの「貧血」が示す具体的なサインと、自宅で簡単かつ正確にできる貧血のセルフチェック方法を解説します。
そして、貧血が見られた際に疑われる深刻な病気と、緊急対応の重要性についてお伝えします。

貧血が犬にもたらす、影響と見逃されがちなサイン!

1. 貧血のメカニズムと影響

  • 貧血とは: 血液中の赤血球(酸素を運ぶ細胞)やヘモグロビンの数が減少した状態です。
  • 酸素不足: 貧血になると、全身の細胞、特に脳や心臓に十分な酸素が供給されず、酸欠状態になります。
  • 症状: その結果、体が酸素不足を補うために、心拍数を上げる(動悸)、呼吸を速める(息切れ)といった反応を起こします。

2. 見逃し厳禁の初期サイン

貧血のサインは、日常の行動の「変化」として現れます。

行動・身体のサイン貧血による具体的な影響
活動量の低下散歩を嫌がる、すぐに寝転がる、遊ばない(体が酸素不足で疲れやすい)。
食欲不振・元気消失全身の機能が低下し、体調不良が続く。
呼吸の変化安静時にも呼吸が速い、または浅い(酸素不足を補おうとしている)。
体重減少基礎疾患(腎臓病、ガンなど)により、体力が奪われている。

自宅でできる「貧血セルフチェック」

貧血の最も明確なサインは、「粘膜の色」に現れます。自宅で簡単に、そして毎日チェックできる場所を覚えましょう。

歯茎(歯肉)の色チェック

これが最も簡単で信頼性の高いチェック方法です。

  • チェック方法: 犬の上唇をそっと持ち上げ、歯茎の色を確認します。
  • 正常な色: 淡いピンク色(人間の健康な爪の色に近い)。
  • 貧血の色: 白っぽい、または非常に薄いピンク色
  • 注意(黄疸): もし歯茎が黄色っぽく変色していたら、黄疸のサインであり、肝臓や胆道系の疾患が疑われるため、これも緊急サインです。

毛細血管再充満時間(CRT)チェック

出血や脱水がないかを確認するためのチェックです。

  • チェック方法: 歯茎を指で数秒間押し、白く変色した部分から指を離します
  • 正常な時間: 2秒以内に元のピンク色に戻る。
  • 異常な時間: 2秒以上かかって色が戻る場合、重度の脱水やショック状態の可能性があり、緊急性が非常に高いです。

犬の貧血から疑われる深刻な病気!

高齢犬の貧血は、以下のような命に関わる病気の警鐘であることが少なくありません。

  1. 腎臓病(慢性腎不全): 腎臓は、赤血球を作るホルモン(エリスロポエチン)を生成しています。腎臓の機能が低下すると、このホルモンが作られなくなり、貧血になります。
  2. 自己免疫性溶血性貧血(IMHA): 自分の免疫が誤って自分の赤血球を破壊してしまう難病です。急激に貧血が進行します。
  3. 体内での出血(内出血): 脾臓や肝臓の血管肉腫(ガン)など、破裂する危険性のある腫瘍からの出血が原因である場合があります。この場合、腹部が膨らんでいる急激にぐったりするといったサインが加わります。

貧血が見られたら即座に病院へ

自宅で貧血のサインが見られたら、「老化のせい」と判断せず、すぐに動物病院へ連絡してください。特に歯茎が白いぐったりして起き上がれないといった症状は、輸血や緊急治療が必要なレベルである可能性があります。

まとめ:高齢犬の小さな異変を見逃さないために!

高齢犬の異変チェック中
貧血早期発見のための習慣目的と効果飼い主がすべき具体的な行動
1. 歯茎の色チェック貧血の有無を毎日、確実に確認する。歯磨きやスキンシップのついでに、歯茎の色をチェックする習慣をつける。
2. 活動量の比較酸素不足による疲れのサインを見逃さない。愛犬の散歩のペース、食事のスピードなどを記録し、急な変化がないか確認する。
3. 定期的な血液検査潜在的な腎臓病初期の疾患を発見する。高齢犬は、半年に一度の健康診断で**血液検査(特に赤血球値)**を含めてもらう。

貧血は、愛犬の「隠れたSOS」です。日々の観察と早期の受診で、愛犬の命を守りましょうね。