はじめに|「まだ元気」と「確実に変わる」の分かれ道
4〜6歳編では、中年期に入る前の体と心のケアについて解説しました。
7〜9歳は、多くの室内犬にとってシニア期に差しかかる時期です。
見た目は元気そうでも、
- 散歩の距離が短くなった
- 寝ている時間が増えた
- 動きがゆっくりになった
といった変化が、少しずつ現れ始めます。
この記事では、7〜9歳の室内犬が安心して暮らすための備えを中心に、生活・運動・健康管理のポイントを分かりやすくまとめます。
⑦ 7〜9歳|シニア期に入る前後の変化
年齢による自然な変化を理解する
この時期に見られる変化は、病気ではなく加齢による自然なものが多くあります。
- 疲れやすくなる
- 視力や聴力の低下
- ジャンプを避けるようになる
「年を取ったから仕方ない」ではなく、今の状態に合わせた暮らし方を考えることが大切です。
生活環境を「やさしさ重視」に整える
7〜9歳の室内犬には、
- 滑りにくい床
- 段差の少ない動線
- 落ち着ける寝床
といった環境づくりが重要になります。
小さな配慮が、体への負担を大きく減らしてくれます。
運動は「維持」が目的になる
若い頃のような運動量は必要ありません。
- 短時間でも毎日散歩
- ゆっくりしたペース
- 無理をしない距離
動かさないのではなく、続けられる運動を意識しましょう。
歩き方の変化や関節トラブルを防ぐ、散歩と日常ケアの考え方については、
👉 「犬の変形性関節症(OA)を和らげる自宅ケア」サプリと痛みが出にくい散歩法!
をご覧ください。
しつけは「安心して過ごすため」のサポート
この時期のしつけは、
- できることを減らさない
- 混乱させない
- 安心感を保つ
ことが目的です。
新しいことを無理に教えるより、今までの習慣を守ることが大切です。
食事はシニアを意識した内容へ
7〜9歳になると、消化吸収の力が少しずつ低下します。
- シニア向けフードの検討
- 量より質を重視
- 食べやすさへの配慮
体重だけでなく、食欲や食べ方の変化にも注目しましょうね。
代謝低下に合わせた、フード量・与え方の調整ポイントは、
👉 「ドッグフード、どれくらいあげればいい?」適正量と与え方の基本!
をご覧ください。
健康管理は「早期発見」がカギ
シニア期に入ると、定期的な健康チェックがより重要になります。
意識したいポイント
- 年1〜2回の健康診断
- 血液検査
- 口腔ケアの継続
- 目・耳・皮膚のチェック
小さな変化を見逃さないことが、大きな病気の予防につながります。
病気の初期サインを見逃さないための、毎日の観察ポイントは、
👉 「室内犬のための健康チェック集」 多い病気と毎日できるケアのポイント!
をご覧ください。
シニア期に向けて重要になる、肥満予防と体型チェックの基本については、
👉 「体型チェック」愛犬の肥満度を判断する BCS(ボディコンディションスコア)とダイエットの基本!
をご覧ください。
心のケアとストレス対策
年齢とともに、不安を感じやすくなる子もいます。
- 静かな声かけ
- 生活リズムを崩さない
- 無理な外出を避ける
安心できる日常が、心の健康を支えます。
飼い主さんができる一番のサポート
7〜9歳は、「何かをさせる」よりも、
- そばにいる
- 変化に気づく
- 無理をさせない
ことが、何よりのサポートになります。
年齢とともに変わる不安・行動変化への向き合い方については、
👉 「シニア犬との暮らし方ガイド」老犬ケアの基本(食事・運動・介護)!
をご覧ください。
まとめ|7〜9歳は「これから」を見据える時期

7〜9歳は、室内犬がシニア期へ本格的に向かう大切な時期です。
- やさしい生活環境
- 続けられる運動
- 早めの健康管理
この時期を丁寧に過ごすことで、次の年齢ステージも穏やかに迎えられますね。
次回は、
⑧「10〜12歳編|シニア期を快適に過ごすための工夫」について解説します。

