
うちの子、体をカキカキしている姿、しょっちゅう見かけるよね?

フケが増えた気がする・・・
それがもし、ただの「かゆいのかな?」じゃなくて、病気のサインだったら…😱
わんちゃんの皮膚はデリケートで、皮膚病は犬の病気の中で一番多いとも言われています。
早期発見と正しいケアで、愛犬の「かゆい!」を「ハッピー!」に変えてあげよう!
毎日チェック!皮膚病の「SOSサイン」を見逃さないで!

愛犬の皮膚は、健康のバロメーター。
毎日撫でるついでに、この3つのSOSサインをチェックする習慣をつけましょう。
異変をキャッチ!見た目の変化
赤み・発疹皮膚がピンクや赤色になっている、小さなブツブツができている。
内股、お腹、耳の中、脇の下など毛が薄い部分。
脱毛・薄毛円形に毛が抜けている、全体的に毛量が減っている、毛がベタつく。
背中や耳の付け根、特に掻きやすい部分。
色素沈着・皮膚の分厚さ慢性的な炎症で皮膚が黒ずんでいる、象の皮膚のようにゴワゴワしている。脇の下や内股など、しわになりやすい部分。
飼い主さんが気づく「分泌物・臭い」の変化
フケ:白い粉のようなものが大量に出ている。
乾燥性のフケと、脂っぽいフケ(ベタベタした塊)の2種類があります。
耳アカ:黒っぽい、あるいは黄色っぽいドロドロした耳垢が増える。
イヤな臭い(カビ臭い、酸っぱい臭い)がする。
ベタつき:体を触ると全体的にオイリーでベタつく。
皮脂の過剰分泌が原因です。
行動の変化でわかる「かゆみレベル」
愛犬が頻繁に以下の行動をとっていたら、それは「かゆみレベルMAX」のサインです。
カキカキ・ペロペロ:体を掻きむしる、特定の場所を執拗に舐め続ける(舐めすぎて毛が変色することも)。
体や顔をこすりつける:カーペットやソファに顔や体をこすりつける。
耳をブルブル振る:耳がかゆい、または違和感がある時によく見られます。
かゆみの原因はコレだった!代表的な皮膚病!
なぜかゆみやフケが出るのか?その原因を知っておくと、病院での説明も理解しやすくなります。主な原因は「アレルギー」「寄生虫」「感染」の3つに分けられます。
アレルギー性皮膚炎(体質の問題)
アレルギーは、本来無害な物質に体が過剰に反応してしまう状態です。
アトピー性皮膚炎:ハウスダスト、花粉、カビなど、環境中のアレルゲンが原因。
季節によって症状が悪化することが多いです。
食物アレルギー:特定の食材(肉、穀物など)に反応し、強いかゆみや消化器症状(下痢など)を引き起こします。
寄生虫が原因の皮膚炎(ノミ・ダニ)
暖かい時期に特に注意が必要です。
ノミ・マダニ:刺された部位だけでなく、ノミの唾液にアレルギー反応を起こし、体全体に激しいかゆみや湿疹を引き起こすことがあります。
疥癬(かいせん):ヒゼンダニなどが皮膚に寄生し、強いかゆみと脱毛を引き起こします。
感染症による皮膚炎(細菌・真菌・マラセチア)
皮膚の免疫力が低下したときに、常在菌が増殖して炎症を起こします。
膿皮症(細菌感染):皮膚の常在菌であるブドウ球菌などが過剰に増殖し、赤みやブツブツ、膿(うみ)ができます。
マラセチア皮膚炎:マラセチアという酵母菌(カビの仲間)が過剰に増殖して起こります。
ベタベタしたフケや脂っぽい臭い、黒っぽい色素沈着を伴うのが特徴です。
いますぐできる!日常のケアと予防方法!
愛犬の皮膚を健康に保つための鍵は「清潔」と「保湿」と「生活環境」の改善です。
正しいシャンプーと保湿ケア
シャンプーは皮膚病の治療と予防の基本ですが、洗いすぎや乾燥には注意が必要です。
- 適切なシャンプー頻度:健康な皮膚なら月1〜2回が目安。
皮膚病の治療中は獣医師の指示に従い、薬用シャンプーを使うこともあります。 - 洗い方とすすぎ:シャンプーの成分が残っていると、それが刺激になり炎症を起こします。
時間をかけて丁寧にすすぐことが最も重要です。 - 保湿を忘れずに:シャンプー後は、人間と同じように犬用の保湿剤(ローションやスプレー)でしっかり保湿し、皮膚のバリア機能を守りましょう。
環境の見直しと生活習慣
皮膚病は体の中から治すことも大切です。
- 徹底的な掃除:アトピーの原因となるハウスダストやダニを減らすために、寝床やリビングをこまめに掃除しましょう。
- 換気と湿度管理:カビの原因となる湿気を防ぐため、部屋の換気を心がけ、梅雨時期などは除湿機を活用しましょう。
- ノミ・ダニ予防の徹底:動物病院で処方される予防薬を、通年で忘れずに投与することが、皮膚病予防の基本です。
- 食事の質:皮膚の健康に良いとされるオメガ3脂肪酸(魚油など)を多く含むフードやサプリメントを取り入れることも有効です。
(ただし、食物アレルギーの場合は獣医師の指導が必要です)
決して自己判断で治療しない!
「ちょっとの赤みだから大丈夫」「人間用の薬を塗れば治るかも」と自己判断で対処するのは絶対にNGです。
皮膚病の原因は、アレルギー、細菌、真菌(カビ)、寄生虫など多岐にわたり、それぞれで治療法が全く異なります。
原因を特定するには、動物病院での皮膚検査(かゆい部分を軽くこすって菌やダニを調べる検査など)が必要です。
愛犬の「カキカキ」が増えたなと感じたら、まずはスマホで写真を撮り、動物病院を受診しましょう。
早めの受診が、愛犬を辛いかゆみから解放し、治療費の節約にも繋がりますよ。
まとめ

わんちゃんの皮膚病は、早期発見が非常に重要です。
日頃から愛犬の皮膚をチェックし、もし気になる症状が見られたら、自己判断せず必ず動物病院を受診しましょう。
正しい診断と治療で、愛犬のつらいかゆみから解放してあげることができます。
我が家の愛犬も、草むらの散歩や雨降りの散歩などの後、時々細菌に感染し皮膚治療をしていました。
早く気付き早く動物病院に行くことで、治療期間が短くすみますよ。
これからも、このブログではわんちゃんを飼うための役立つ情報を発信していきますので、
ぜひ参考にしてくださいね。
.


