
飼い主さん
初めて家でシャンプーするけど、
準備は何が必要?

飼い主さん
ドライヤーの音を怖がって暴れるから、
どうしたらいいの?
室内犬のシャンプーは、皮膚を清潔に保ち、体臭を防ぐために欠かせないケアです。
また、定期的なシャンプーは皮膚病の予防にもつながります。
しかし、多くのわんちゃんは水に濡れること、そして特にドライヤーの音と風を非常に怖がります。シャンプーが苦手なままにしておくと、愛犬にとって大きなストレスとなり、体調を崩す原因にもなりかねません。
この記事では、初めてわんちゃんを飼う方でも失敗しないよう、シャンプーを怖がらせないための「準備」と「手順」、そしてわんちゃんが最も嫌がる「ドライヤーに慣れさせる方法」を、4つのステップで分かりやすく徹底解説します。
シャンプーの目的と頻度、最適な道具の選び方!
愛犬の皮膚と被毛のタイプに合わせた準備が重要です。
シャンプーの目的と適切な頻度
- 目的: 皮膚についた汚れや余分な皮脂、フケなどを取り除き、清潔な状態を保つことで皮膚のトラブル(フケ、かゆみ、脂漏症など)を予防します。
- 頻度: わんちゃんの皮膚は人間よりも薄くデリケートなため、洗いすぎは乾燥やバリア機能の低下を招きます。一般的に月に1回〜2回が目安ですが、皮膚の状態や犬種(脂っぽい犬種は頻繁に、乾燥しやすい犬種は控えめに)に合わせて獣医師に相談しましょう。
必要な道具の、選び方
| 道具 | 特徴と選び方 |
| シャンプー | 必ず犬用を選びます。皮膚の状態に合わせて、低刺激(敏感肌用)や薬用(皮膚病治療用)を獣医師の指導のもとで選びましょう。 |
| リンス・コンディショナー | 被毛の絡まりを防ぎ、皮膚の保湿にも役立ちます。被毛が長い犬種には特におすすめです。 |
| ブラシ | シャンプー前後に使うスリッカーブラシやコームは必須。シャンプー前に毛玉を完全に取り除いておきましょう。 |
| バスタオル | 吸水性の高いものを数枚用意するか、ペット用吸水タオルを使うとドライヤー時間の短縮になります。 |
シャンプーを成功させるための「5つの準備」
わんちゃんを浴槽に入れる前に、これらの準備を済ませておきましょう。
- ブラッシング: シャンプー前に全身の毛玉を完全に取り除きます。毛玉が濡れるとフェルト状に固まり、皮膚が引っ張られて痛む原因になります。
- 道具の配置: シャンプー、リンス、タオルなどを全て手の届く場所に配置し、途中で愛犬から手を離す必要がないようにします。
- 体温調節: シャンプーを行う場所(浴室など)の温度を暖かくしておきます。(冬場は特に重要)
- 耳の保護: 水が耳に入ると外耳炎の原因になります。綿球や脱脂綿を軽く丸めて両耳に入れます。(奥まで入れすぎないように注意)
- リードの装着: 暴れて逃げ出す可能性がある場合は、滑りにくい場所にシャワーフックなどでリードを固定しておきましょう。
愛犬を怖がらせないシャンプーの「3つの手順」
わんちゃんがパニックを起こさないよう、体の一番嫌がらない場所から優しく濡らしていきます。
濡らし方のコツ(「足元から」が基本)
- シャワーヘッド: シャワーヘッドをわんちゃんの体に密着させ、水が飛び散る音を小さくします。
- 温度: 37℃〜38℃程度のぬるま湯(人間が少しぬるいと感じる程度)に設定します。
- 濡らす順番: 最も嫌がらない足先から、お尻、体幹へと徐々に濡らしていき、頭や顔は最後に残します。
洗う手順(「原液NG」が鉄則)
- シャンプーの希釈: シャンプーを原液のままわんちゃんの体につけるのではなく、洗面器や泡立てネットで十分に泡立ててから、泡を体に乗せるように洗います。
- マッサージ洗い: 指の腹を使い、皮膚を傷つけないように優しくマッサージするように洗います。
- 顔の洗い方: 泡を手に取り、目や鼻に泡が入らないよう注意しながら優しく撫でるように洗います。
すすぎ(「完全に」が重要)
- シャンプーやリンスが皮膚に残ると、皮膚炎の原因になります。時間がかかっても、泡やぬめりが完全になくなるまで、丁寧にすすぎましょう。
わんちゃんが最も嫌がる「ドライヤー」の慣らし方!
ドライヤーの「音」と「風」を怖がるわんちゃんが多いですが、焦らず慣れさせましょう。
ドライヤーの音に慣れさせる
- 遠くで聞かせる: 最初はわんちゃんのいない部屋でドライヤーの電源を入れ、低い音に慣れさせます。
- ご褒美と結びつける: わんちゃんから十分に離れた場所で電源を入れ、怖がらずに落ち着いていたらおやつを与えます。徐々に距離を縮めていきましょう。
タオルドライの徹底(時間短縮)
- シャンプー後、吸水性の高いタオルで、毛が痛まないようにポンポンと叩くように、できる限り水分を拭き取ります。タオルドライを丁寧に行うことが、ドライヤー時間の短縮=わんちゃんのストレス軽減に直結します。
ドライヤーの正しい使い方
- 風を嫌がらせない: ドライヤーの風を愛犬の顔に直接当てないように注意し、体から離して優しく風を当てます。
- 熱すぎないこと: 人間が熱いと感じる温度はわんちゃんの皮膚には危険です。熱風を避け、温風または冷風を使います。
- 完全に乾かす: 乾かし残しは、生乾き臭や皮膚病の原因になります。特に毛量の多い犬種は、被毛の根元(地肌)まで完全に乾かしきることが重要です。
まとめ — シャンプーを“楽しい時間”に変える

| 鉄則 | 目的と効果 | 飼い主がすべき 具体的な行動 |
| 1. 事前準備 | シャンプー中のトラブルやストレスを未然に防ぐ。 | シャンプー前の毛玉取りと、道具・温度の完璧な準備を徹底する。 |
| 2. 濡らし方 | 水に対する恐怖心を与えない。 | シャワーを体に密着させ、足先からゆっくり、ぬるま湯で濡らし始める。 |
| 3. 乾燥の徹底 | 皮膚病や風邪、体臭の原因を防ぐ。 | ドライヤーの音に慣らし、地肌まで完全に乾かしきってから終了する。 |
シャンプーは、愛犬との大切なスキンシップの時間です。正しい知識と愛情をもって、安全に、そして楽しくシャンプーを続けていきましょうね。


