「さっきまであったお菓子の袋がない…」
「床に落ちていた薬、もしかして食べた?」
「飲み込んだ瞬間は見ていないけど、なんだか怪しい…」
わんちゃんの誤飲・誤食は、ある日突然起こります。
そして多くの飼い主さんが、「様子見でいいの?それとも今すぐ病院?」と判断に迷います。
この記事では、誤飲・誤食に気づいたときの初動対応と、
「様子見できるケース」「すぐ病院に行くべき危険サイン」を、Q&A形式でわかりやすく解説します。
不安なときに、すぐ確認できる“判断ガイド”としてお役立てください。
Q:犬が何かを飲み込んだかもしれません。まず何をすればいい?
A:「何を」「どれくらい」「いつ」飲み込んだかを、できる範囲で確認してください。
落ち着いて、次の3点をチェックしましょう。
- 何を:食べ物?薬?プラスチック?布?ひも?
- どれくらい:少量か、丸のみか
- いつ:さっき?数時間前?不明?
可能であれば、同じ物の残り・パッケージ・写真を手元に用意してください。
この情報が、病院に連絡する際の大きな助けになります。
※ 無理に吐かせようとしないでください。 誤った対処は、かえって危険です。
Q:誤飲・誤食しても、様子見でいいケースはありますか?
A:「安全な食べ物で、少量、症状がない」場合に限り、短時間の様子見が可能なこともあります。
たとえば、次のようなケースです。
● ドッグフード・おやつを少し多めに食べた
食べ過ぎによる一時的な胃もたれの可能性があります。
元気・食欲・嘔吐がなければ、半日ほど様子見することも。
● 犬が食べても問題のない食品を、少量食べた
(例:白米、ゆでたささみ、かぼちゃなど)
体調に変化がなければ経過観察でよい場合があります。
● すでに便として排出され、元気がある
小さく、角のない物で、自然に出ているなら様子見できることもあります。
ただし、「何を食べたか分からない」「量が不明」「少しでも様子がおかしい」場合は、様子見せず相談が基本です。
Q:すぐ病院に行くべき誤飲・誤食の危険サインは?
A:次のいずれかに当てはまる場合は、迷わず動物病院へ。
【緊急】今すぐ受診・連絡を
- 薬・チョコレート・玉ねぎ・ネギ・ブドウ・レーズン・キシリトールを食べた
- ひも・糸・ビニール・おもちゃ・骨・硬貨・電池・画鋲などの異物
- 嘔吐を繰り返す、吐こうとしても出ない
- 元気がない、ぐったりしている
- お腹が張って苦しそう、痛がる
- 呼吸が苦しそう、よだれが止まらない
- 何を飲み込んだか分からない
これらは、中毒・腸閉塞・内臓損傷など、命に関わるリスクがあります。
「様子を見てから…」ではなく、電話でもよいので、すぐ病院へ相談してください。
誤食すると命に関わる食べ物と、絶対に様子見してはいけないケースについては、
👉 「食べるな危険」人間には良くても、わんちゃんには毒! わんちゃんが絶対に、食べてはいけない<危険な食べ物>リスト!
をご覧ください。
Q:誤飲したかどうか“確信がない”ときはどうすればいい?
A:「怪しい」段階でも、病院に相談してOKです。
「現場を見ていないけど、物がなくなっている」
「口をもぐもぐしていたけど、飲み込んだか分からない」
このような場合でも、
『何時ごろ、何が、どれくらいの可能性で』を伝えれば、獣医師が受診の必要性を判断してくれます。
Q:自宅でできる正しい初動対応は?
A:無理をせず、観察と情報整理を優先しましょう。
● 無理に吐かせない
塩水や指を突っ込むなどの方法は、誤嚥・食道損傷の危険があります。
● 水は少量ずつ
大量に飲ませると、嘔吐を誘発することもあります。
● 症状を記録
- いつ頃から
- 何を・どれくらい
- 嘔吐・下痢・元気の有無
病院での診断がスムーズになります。
● 可能なら、食べた物の写真を撮る
パッケージや成分表示は、治療方針の判断材料になります。
自宅でやってはいけない対応と、緊急時の正しい初動については、
👉 「救急処置」犬の誤飲・誤食は命取り!危険なモノ一覧と、自宅でできる応急対応!
をご覧ください。
Q:誤飲・誤食のあと、どんな症状が出たら危険ですか?
A:次の変化があれば、すぐ受診を。
- 嘔吐・下痢が止まらない、血が混じる
- ぐったりして動かない
- 食欲・水分をまったく受けつけない
- 腹部の張り、強い痛み
- 便が出ない、黒い便が出る
※ とくにひも状の異物、電池、薬、チョコ、ネギ類は、症状が出る前でも危険な場合があります。
吐いた内容(泡・胆汁・胃液など)から緊急度を見極めるポイントは、
👉 「吐き方の違いでわかる」わんちゃんの<嘔吐>の危険度チェック:胃液か、胆汁か、泡状か!
をご覧ください。
Q:そもそも、誤飲・誤食を防ぐには?
A:「室内の管理」と「拾い食い対策」が最重要です。
- 薬・お菓子・電池・小物は犬の届かない場所へ
- ゴミ箱はフタ付きに
- おもちゃは壊れにくい物を選び、破損したら即処分
- 散歩中は拾い食いしやすい場所に注意
Q:他の体調変化と重なっている場合は?
誤飲・誤食のあとに、
- 食欲が落ちている
- 下痢・軟便が続いている
- 元気がなく、様子がおかしい
といった変化がある場合は、複合的なトラブルの可能性があります。
下痢・血便・元気消失など、誤食と病気を見分けるチェックポイントは、
👉 「色・形・頻度でわかる愛犬のSOS」下痢・血尿の見極めと、受診の目安!
をご覧ください。
まとめ|誤飲・誤食は「迷ったら相談」が愛犬を守る

わんちゃんの誤飲・誤食は、「ちょっとした出来事」に見えて、実は命に関わることもあります。
- 安全な物・少量・無症状 → 短時間の様子見
- 危険な物・量不明・少しでも異変 → すぐ病院へ
「大げさかな…」と迷う必要はありません。
“念のため”の相談が、愛犬を守る一番の近道です。
あなたの気づきと行動が、わんちゃんの健康を支えていますね。


