「毎年ワクチンを打つのが当たり前」と思っていたけれど、
- 本当に毎年必要?
- 抗体検査ってよく聞くけど何?
- ワクチンを打たない代わりになるの?
と疑問に感じたことはありませんか?
最近では、
抗体検査(抗体価検査)という選択肢を提案される飼い主さんも増えています。
この記事では、
抗体検査について専門用語を使いすぎず、飼い主さん目線で
メリット・デメリットや受ける目安をQ&A形式で解説します。
抗体検査とは何ですか?
抗体検査とは、
過去に打ったワクチンや感染によって、今も免疫(抗体)が残っているかを調べる検査です。
簡単に言うと、
「この犬、まだワクチンの効果が残っていますか?」
を数値で確認する検査です。
何の病気に対する抗体を調べるの?
主に調べるのは、
コアワクチンと呼ばれる重要な感染症です。
代表的なものは、
- 犬ジステンパー
- 犬伝染性肝炎
- 犬パルボウイルス感染症
これらは命に関わることもあるため、
ワクチンの中心となる病気です。
抗体検査はワクチンの代わりになる?
答えは、
「場合によっては代わりになる」です。
抗体が十分に残っていれば、
- 追加ワクチンを見送る
- 接種間隔を延ばす
という判断ができます。
ただし、
抗体がなければワクチン接種が必要になります。
抗体検査を受けるメリット!
メリット① 不要なワクチン接種を避けられる
すでに免疫がある犬にワクチンを打つ必要はありません。
特に、
- シニア犬
- 持病がある犬
- 副反応が心配な犬
にとっては、大きな安心材料になります。
メリット② ワクチン副反応のリスクを下げられる
ワクチンは安全性が高い一方で、
- 元気消失
- 食欲不振
- まれに強い副反応
が出ることもあります。
抗体検査で接種を減らせれば、
体への負担を軽減できます。
メリット③ 今の免疫状態が「見える化」できる
「なんとなく不安」ではなく、
数値で確認できるのが抗体検査の強みです。
判断に迷う飼い主さんにとって、
とても心強い材料になります。
抗体検査のデメリット・注意点!
デメリット① すべての病気が分かるわけではない
抗体検査で分かるのは、
一部の重要な感染症のみです。
- ケンネルコフ
- レプトスピラ症
- コロナウイルス
などは対象外になることがあります。
デメリット② 病院によって対応が違う
- 実施していない病院がある
- 結果が出るまで時間がかかる場合がある
事前に確認が必要です。
デメリット③ 費用がかかる
抗体検査は保険適用外で、
- 数千円〜1万円前後
かかることがあります。
ただし、
毎年のワクチン接種を減らせる可能性を考えると、
長期的に見て納得できる方も多いです。
抗体検査をおすすめしたい犬は?
特に次のような犬には、
抗体検査という選択肢が向いています。
- ワクチン副反応が出たことがある
- 高齢犬(シニア犬)
- 持病がある
- ワクチンを打てない・打ちたくない事情がある
- 室内飼い中心で感染リスクが低い
抗体検査を受けるタイミングは?
一般的には、
- 子犬期のワクチンプログラム終了後
- 成犬になってからの追加接種前
- シニア期に入ったタイミング
などが目安です。
※最適な時期は、必ず獣医師と相談してください。
抗体があっても感染しないわけではない?
ここはとても大切なポイントです。
抗体があっても、
- 100%感染しない
- まったく症状が出ない
というわけではありません。
ただし、
重症化を防ぐ力があると考えられています。
抗体検査と日常の感染症対策はセットで考える!
抗体検査は万能ではありません。
- 環境管理
- 清潔な生活
- 早期発見
これらと組み合わせて、
はじめて感染症対策として意味を持ちます。
まとめ|抗体検査は「知るための選択肢」

抗体検査は、
- 必ず受けなければいけないもの
- ワクチンを完全に否定するもの
ではありません。
「この子に今、何が必要かを知るための手段」です。
ワクチンを打つか、抗体検査をするか、
どちらが正解ということはありません。
愛犬の年齢・体調・生活環境に合わせて、
獣医師と一緒に選んでいきましょうね。

