避難・同行避難で本当に助けになる行動とは?
地震・台風・豪雨など、いつ起こるかわからない災害。
そのとき愛犬を守れるかどうかは、物資よりも「行動」が大きく影響します。
実は、災害時に困るケースの多くは「特別な芸ができないこと」ではなく、
- 呼んでも来ない
- パニックで動けない
- 抱っこ・ケージを嫌がる
といった、日常の延長にある問題です。
この記事では、今日から少しずつ練習できて、いざという時に本当に役立つしつけを紹介します。
災害時のしつけは「完璧」より「できることを増やす」
まず大切な考え方です。
災害時のしつけは、「どんな状況でも言うことを聞かせる」ためのものではありません。
目的はただ一つ。
愛犬と一緒に、安全な場所へ移動し、生き延びること。
そのために必要なのは、シンプルで再現性の高い行動です。
① 名前を呼ばれて来る「呼び戻し」
災害時、最も重要なしつけです。
- 家の中が散乱している
- 外が騒がしい
- 飼い主さんが焦っている
そんな状況でも、呼ばれて来られるかどうかで結果は大きく変わります。
ポイント
- 普段から飼い主が「必ず来る」と思わせない
- ご褒美は毎回変える(おやつ・声・撫でる)
- 失敗しても叱らない
「来たらいいことがある」この安心感が命を守ります。
② 抱っこ・体を触られることに慣れる
避難時、愛犬を抱き上げる場面は必ずあります。
しかし、
- 抱っこが苦手
- 体を触られると嫌がる
こうした子は、逃げる・暴れる・噛むリスクが高くなります。
練習の考え方
- 日常で短時間から
- 抱っこ=移動、ではなく「安心」
- 無理に持ち上げない
「抱っこ=怖い」ではなく、「守ってもらえる」と感じさせることが大切です。
③ クレート・ハウスに入れる
同行避難や避難所では、クレート(ケージ)に入れるかどうかが大きな分かれ道になります。
これはしつけというより、命綱です。
なぜ重要?
- 避難所での安全確保
- 他人や他犬とのトラブル防止
- 愛犬自身が落ち着ける
普段から「閉じ込める場所」ではなく「安心できる自分の部屋」にしておきましょう。
④ 人混み・音・揺れへの耐性づくり
災害時は、サイレン・人の声・物音が一気に増えます。
完璧に慣れさせる必要はありません。
日常でできること
- テレビの音量を少し上げる
- 玄関や外で短時間過ごす
- 抱っこしたまま外を見る
「知らない音=すぐ逃げる」にならないだけでも、大きな差になります。
⑤ 飼い主さんが落ち着く練習も大切
最後に、見落とされがちですが一番重要なこと。
犬は、飼い主さんの感情をそのまま受け取ります。
- 焦る
- 怒る
- 泣く
これらは、愛犬のパニックを加速させます。
「まず深呼吸する」これも立派な防災トレーニングです。
しつけは「災害のため」だけじゃない
ここまで読んで気づいた方もいると思います。
これらのしつけは、災害時だけでなく、毎日の暮らしを楽にするものです。
- 散歩
- 通院
- 来客
- 引っ越し
すべてに繋がっています。
まとめ|今日できることが、未来の命を守る

災害は、準備していても怖いものです。
でも、
- 少しずつ慣らす
- できることを増やす
- 完璧を目指さない
それだけで、守れる命があります。
「もしも」のために、今日の暮らしの中で、ひとつだけ練習してみてくださいね。
それが、愛犬にとって一番の防災になりますよ。

